土地を購入する際は、坪単価などに目を奪われがちですが、家を建て、心地よく住み続けるためには、周辺の状況など、住環境も大切です。
土地の購入を決断する前に調査しておきたい、3つの周辺環境をご紹介します。
目次
土地を購入する際は、嫌悪施設の有無を調査する
土地を購入しつつ家を建て、長く住むためには、良い住環境が欠かせません。
以下に、土地の購入を決断する前に調査すべき、3つのポイントをご紹介します。
その1. 嫌悪施設はないか?
土地を購入する際は、周辺に嫌悪施設がないか、調査することが大切です。
嫌悪施設といっても様様ですが、具体的には、廃棄物処理場や下水処理場などで、嫌悪施設の側の土地は、住心地が悪い可能性があります。
また、風俗店なども嫌悪施設に含まれ、そのような店舗が周辺に存在すると、その土地の品位が損なわれるため、注意してください。
その2. 空気は良いか?
人が心地よく住み続けるためには、なんといっても良い空気が必要です。
そのため、土地を購入する際は、周辺に空気を汚すものがないか、調査することが大切です。
具体的には、交通量が多い道路や、頻繁にトラックが出入りする工場の有無などを調査する必要があり、それらが存在すると、空気が汚染される可能性があります。
その3. 人付き合いはできそうか?
土地を購入した後は、家を建てて住み続けるだけに、人付き合いが大切です。
そのため、土地を購入する際は周辺を調査し、自分と馬が合う、人付き合いができる人達ばかりが住む場所か、よく確認するのがお勧めです。
周辺状況を調査すれば、その土地の地盤も見えてくる
住心地の良い土地を購入するためには、嫌悪施設の有無などを確認するのが大切ですが、丈夫で長持ちする家を建てるためには、強い地盤が必要です。
周辺の状況から、購入を希望する土地の地盤の強さを見極める、3つの方法をご紹介します。
その1. 近くに川はないか?
近くに川がある土地は、川を埋め立てて造成された可能性があります。
川を埋め立てて造成された土地は、一般的な土地より地盤が弱く、丈夫で長持ちする家を建てるためには、大掛かりな地盤改良工事が欠かせません。
そのため、土地を購入する際は、周辺に川がないか、または、川を埋め立てて造成された土地ではないか、調査することが大切です。
その2. 側に田畑はないか?
側に田畑がある土地は、田畑を埋め立てて造成された可能性があります。
田畑を埋め立てて作られた土地は、地盤が弱い可能性があり、家を建てる際は、大きな杭を打ち込むなど、高額な費用を必要とする地盤補強工事が欠かせません。
そのため、土地を購入する際は、側に田畑がないか、調査することが大切です。
その3. 周辺に崖はないか?
周辺に崖があると、ゲリラ豪雨などで地すべりが起こり、建物が流される可能性があります。
よって、土地を購入する際は、近くに崖がないか、確認することが大切です。
なお、崖といっても、様様な角度の崖が存在しますが、危険なのは「急傾斜地」と呼ばれる、傾斜度が30度以上の崖となっています。
土地を購入する際は、焦らず落ち着いて調査
土地を購入する際に調査すべき、周辺のポイントをご紹介しました。
まとめると、土地を購入する際は、嫌悪施設や川の有無などを調査することが大切で、それらがあると、住心地が悪かったり、その土地は地盤が弱い可能性があるため、注意が必要といえます。
良い土地が見つかると、売り切れると不安になり、慌てて売買契約を結ぶことがありますが、ご紹介したポイントを参考に、周辺を調査しながら、焦らず購入してください。