既に土地をお持ちの方で、隣の土地が空き地・空き家でという状況もあると思います。
「隣の土地は借金をしてでも買え」などとよく言われますが、隣地を購入することで得られるメリットがあります。
今回はどのようなメリットがあるのか、購入するにはどのようにすれば良いのかご紹介していきます。
目次
隣地購入のメリット
整形地にできて、一定以上の大きさになることで土地の資産価値が上がる。
現在お持ちの土地はどのような形の土地でしょうか?
三角形の土地や尻すぼみのような土地では、建物などを建てる時に作りづらいことが多く人気がないこともあります。
また、土地が旗竿地と呼ばれる土地では、道路との接道幅等により建物を再建する際に制限がかかることもあります。
もし、隣地を購入することで四角形や長方形など形の整った土地になったり、道路としっかり面した土地になるようであれば、その土地の価値というものはぐんと上がります。
隣地が角地である場合にもその価値が上がる可能性があります。
面積が広くなることによる価値だけでなく、その他の条件もプラスされ1+1が3にも4にもなるケースもあるのです。
逆に考えれば、いくら隣の土地とはいえ購入したとしても持っていてプラスにならない隣地は購入する意味はないということになります。
安易に隣地だからと、飛びついてしまうはやめましょう。
隣地にどんな家が建つかという将来の不安がなくなる。
土地を購入して住宅を建てる際に気になることの1つに、近隣にどのような建物・入居者が来るのかというものが挙げられます。
近隣とのトラブルになると最悪引越ししなくてはならなくなったり、そこまではないにしてもストレスになることもありますよね。
そのため自分が隣の土地を買っておいて周囲との距離をとるメリットは大きいです。
土地が広くなり、庭や駐車場・建物の増築など自由に理想の住まいを創造することができる。
家庭菜園や駐車場だけではなく、貸駐車場や賃貸住宅を建てることも可能です。
隣であれば管理もしやすく、何かあった時にすぐに駆けつけることができるメリットもあります。
現金資産を不動産にすることで相続税の対策になる。
現金で100万円相続するのと100万円分の土地を購入して相続する場合では、土地の相続税が安くなることがあります。
それは土地の評価額の計算方法によるものです。
その土地を人に貸し出した場合にさらに減税できることもあります。
隣地を購入して相続税対策になるか専門家に確認してみることをお勧めします。
隣地を買う方法
隣地が空き家・空き地でそこを購入したい場合、持ち主がわかっていたら購入したい旨を伝え、所有者がわからない場合は法務局で所有者を調べてもらうのも良いと思います。
ただし、いくら近隣の人だからといって売り手・買い手だけの話し合いは避ける方が賢明です。
安易な考えで、トラブルになり人間関係もお金も失ってしまう場合もあります。
購入の意志がある場合は、信頼できる不動産業者を間に挟んで取引を進めてもらい契約書の作成や交渉・引渡し日の調整を行ってもらいましょう。
確かに仲介手数料はかかるかもしれませんが、安心安全な取引を行うことができます。
また、隣地の場合値段を高めに設定してくることもあるため、ある程度の土地の相場観を持って交渉に臨みましょう。
いかがでしたか?
土地の購入は安い買い物ではないので、これらの情報を購入の際に役立てていただけたらと思います。