土地を購入すれば、家を建てるだけではなく、ソーラーパネルを設置し、太陽光で発電しつつ電力を売却して、利益を得ることも可能です。
土地を購入し、太陽光で稼ぎたいと希望する方へ向けて、太陽光発電に向く土地と、向かない土地の特徴をご紹介します。
目次
太陽光発電に向く土地は、坪単価1万円程度まで
土地を購入して太陽光で稼ぎたいと希望する方へ向けて、太陽光発電で儲かりやすい土地の特徴をご紹介します。
坪単価1万円程度など、安く購入できる土地
太陽光発電で発電した電力の買取価格は、数年前はキロワット単価で45円前後でしたが、最近では20円程度と下落しています。
つまり、太陽光発電は、以前と比べて儲かりにくくなった訳です。
よって、土地を購入しつつ、ソーラーパネルを設置して、太陽光で発電して稼ぎたいと希望する場合は、初期投資である土地の購入費用を安く抑える必要があります。
具体的には、坪単価1万円程度で購入できる土地が理想で、太陽光発電で稼ぐためには、一般的に200坪~300坪の敷地面積が必要といわれています。
日当たりが良い土地
太陽光発電で稼ぐためには、何といっても太陽光が必要です。
よって、太陽光発電用の土地を購入する際は、日差しを遮るものがない、見晴らしの良い土地を選ぶことが大切となります。
また、その土地が、日射量が多い地域に位置するか否かを見極めることも重要で、雨や曇りの日が多い地域では、太陽光で充分に発電することができず、儲かりません。
なお、日射量は、高知県や静岡県、三重県など、太平洋側に位置する地域が多く、新潟県や富山県などの日本海側は少なくなっています。
海沿いの土地や傾斜地は、太陽光発電には不向き
土地を購入して、太陽光発電で儲けるためには、安く購入できる、日当たりの良い土地を選ぶことが大切ですが、以下のような土地は儲かりにくいため、注意してください。
海沿いの土地
太陽光発電は、日射量が多い地域で行うことが望ましく、日射量は、高知県や静岡県など、太平洋側に位置する地域で多くなっています。
そのため、太陽光発電用の土地を購入する際は、太平洋沿いで安く売りに出されている土地を選びがちですが、海沿いは潮風が当たるため、ソーラーパネルが傷みやすく、メンテナンスに高額な費用が必要です。
メンテナンスに高額な費用が必要になると、利益が出にくく、太陽光発電を行う意味がないため、注意してください。
傾斜地
太陽光発電には太陽光が必要なため、日差しを遮るものがない、見晴らしの良い土地を購入することが大切です。
そのため、安く購入できる、傾斜地を選びがちですが、傾斜地にソーラーパネルを設置するためには、地面が崩れないように造成する必要があり、造成には多額の費用が必要です。
造成が不十分な傾斜地にソーラーパネルを設置すると、豪雨によりソーラーパネルが流されたり、最悪の場合は、土砂崩れを引き起こす可能性もあります。
太陽光発電用に傾斜地を購入すると、初期投資が嵩み、儲かりにくいため、注意してください。
田畑などの農地も、太陽光発電には向いていない
土地を購入して、太陽光で発電しつつ稼ぎたいと希望する方へ向けて、太陽光発電に向いている土地や、向いていない土地の特徴をご紹介しました。
太陽光発電で儲けたいと希望し、土地を購入しようと希望する場合は、基礎知識として活用してください。
なお、田や畑などの農地は、日当たりが良く、安く売りに出されているため、太陽光発電用の土地として購入しがちです。
しかし、農地にソーラーパネルを設置するには、農業委員会などに農地転用の申請を行う必要があり、様様な手続きが必要となるため、注意してください。