土地を購入するときは大きなお金が動くので、印鑑証明が必要なイメージがありますよね。
同じように、印紙代というものも、どれくらい必要なのかわかりにくいものです。
ここでは、土地を購入するときの印鑑証明と、印紙代についてご紹介します。
土地の購入に印鑑証明は必要?
土地を購入するときに、買主としては印鑑証明は必要ありません。
印鑑証明が必要なのは、売主です。
売主が本当に土地を売ったことを、書類を提出する法務局に提示するため、印鑑証明が必要になります。
ただし、買主がローン契約をする場合は、印鑑証明が必要です。
また、買主が自分で契約の場に伺えない時も、印鑑証明が必要になります。
代理人を立てての契約になるので、間違いなく本人が同意していることを示すため、印鑑証明を利用します。
この場合、代理人も印鑑証明が必要です。
ちょっとややこしいですが、間違えないよう覚えておきましょう。
印鑑証明は、市町村の窓口で、印鑑と住所氏名を登録して有効になります。
そこで、印鑑証明書を発行してもらうと、いわゆる印鑑証明が使えるようになります。
印鑑証明に使う印鑑は、規定があります。
・一辺の大きさが8ミリから25ミリの正方形に収まるもの
・形に制限はない
・登録は一人につき一個まで
・文字は、住民基本台帳に記載されている氏名、または氏と名の組み合わせであること
・地方の条例によっては、氏のみまたは名のみの印鑑は認められないこともある
この他にも、変形しやすいゴム印なども、登録できないという規定があります。
じゃあどんな印鑑を購入すればいいのか、迷ってしまいますね。
ほとんどの場合、印鑑屋さんで印鑑証明に使う印鑑を作りたいと伝えると、対応してもらえます。
土地の購入の予定のある人は、一つ持っておくといいですね。
印紙代はどれくらい
土地を購入するとき、土地売買契約書という契約書を交わします。
このとき、契約書に貼る印紙を購入して税金を納めます。
その代金が印紙代です。
印紙代は、土地の面積や価格によって決まっています。
土地売買の場合は軽減があります。
住宅ローンを契約する場合、軽減措置はありません。
土地の売買では、契約金額が500万円を超えて1,000万以下の場合、印紙代は5,000円です。
1,000万円を超えて5,000万以下の場合は、10,000円です。
ローン契約の場合は、500万円を超えて1,000万以下の場合、印紙代は10,000円です。
1,000万円を超えて5,000万以下の場合は、20,000円です。
まとめ
印鑑証明は、土地を購入するとき以外にも、普通自動車を売却する際にも必要です。
大人になったり、家庭を持つタイミングで、準備しておくことをおすすめします。
印紙代は、土地の購入価格によっても差があります。
自分の予定している土地で印紙代がいくらになるのか、一度確認してみましょう。