良い土地が見付かったものの、そこに住むと、通勤時間が長くなるため、購入を躊躇されている方はいらっしゃいませんか?
人は通勤時間が長くなると、幸福度が下がるなどといわれますが、通勤時間が長い土地には様様なメリットがあり、デメリットばかりではありません。
通勤時間が長い土地を購入するメリットや、購入する際の注意点をご紹介します。
目次
安くて広いなど、通勤時間が長い土地には、様様なメリットがある
通勤時間が長い土地といえば、良いイメージが浮かびませんが、デメリットばかりではありません。
通勤時間が長い土地のメリットをご紹介します。
価格が安い
通勤時間が長い土地といえば、大抵の場合は郊外に位置しますが、郊外の土地は、市街地より坪単価が安いことが一般的です。
よって、通勤時間が長くなる土地は、安いというメリットがあるといえます。
土地を購入した後は、その場所に家を建てることになりますが、土地代が安く済めば、余った予算で、システムキッチンやユニットバスなど、住宅設備をグレードアップすることが可能です。
敷地面積が広い
通勤時間が長い土地といえば、主に職場から遠方の郊外に位置しますが、郊外で売りに出されている土地は、市街地より、安くて広いことが一般的です。
土地が広ければ、庭や駐車場を作りつつ、憧れの庭付き一戸建てを建てることができます。
よって、通勤時間が長い土地には、広いというメリットがあるといえます。
通勤時間が長くなる、郊外の土地を購入する際の注意点
通勤時間が長くなる土地といえば、郊外にあることが一般的で、安くて広いなどのメリットがありますが、購入する際は、注意するべき点があります。
通勤時間が長い土地を購入する際の注意点をご紹介します。
市街化調整区域ではないか?
通勤時間が長い土地といえば、郊外にあることが一般的ですが、郊外には、市街化調整区域という地域があります。
市街化調整区域とは、都市計画により、市街化することを抑制した地域を表し、個人が住む家を建てることは、基本的にできません。
よって、坪単価が安いことを理由に、通勤時間が長くなる、郊外にある土地を購入しようと希望する場合は、その土地が市街化調整区域ではないか、確認する必要があります。
都市ガスが引き込めない
通勤時間が長い土地は、主に郊外に位置しますが、郊外は、都市ガスの配管がないことが一般的です。
よって、坪単価が安いことを理由に、通勤時間が長くなる郊外の土地を購入しようと希望する場合は、その場所に家を建てて住んだ際に、暖房器具などの熱源を電気やLPガスで賄えるか、考慮することが大切です。
最近は、オール電化が流行っていますが、オール電化で家を建てると、電気で暖房器具を稼働させることになり、電気による暖房は、ガスによる暖房より部屋が暖まりにくく、電気代も嵩みます。
なお、郊外でありつつも、都市ガスが引き込める土地を購入する際は、この心配は不要です。
通勤時間が長い土地には、固定資産税が安いなどのメリットもある
通勤時間が長くなる、郊外にある土地を購入するメリットや、購入する際の注意点をご紹介しました。
良い土地が見付かったものの、通勤時間が長くなるため、購入を躊躇している場合や、郊外の土地を購入しようと希望する場合は、参考にしてください。
なお、通勤時間が長くなる、郊外にある土地を購入すると、市街地の土地を購入するより、不動産所得税や、固定資産税が安くなるというメリットも発生します。