土地を購入する際は、値段交渉は可能でしょうか?
土地を購入する際に、値段交渉ができるか否か、また、値段交渉で成功した、値引きの事例などをご紹介します。
どんな土地も、値段交渉はできる
土地を購入する際は、どんな土地でも、値段交渉が可能です。
しかし、値段交渉を行っても、値引きされるか否かは、売り主が土地を売りに出した事情次第で異なり、必ず値引きできるわけではありません。
以下に、値段交渉をして値引きしやすい土地と、値引きしにくい土地の特徴をご紹介します。
値引きしやすい土地の特徴
値引きしやすい土地の特徴は、何と言っても売れない土地(または、売れにくい土地)で、さらに、売り主が早急に売却したいと希望する土地です。
売れない土地と言っても様様ですが、墓地の隣地や、車通りが多く騒がしい土地などは、買い手が付きにくく、簡単には売れません。
よって、購入を希望する土地が見付かり、値段交渉をしつつ値引きしたい場合は、その土地が売れにくいか否かを判断し、さらに、売り主が売り急いでいるかを見極めることが大切です。
値引きしにくい土地の特徴
値引きしにくい土地の特徴は、条件が良く人気があり、さらに、売り主が売却を焦っていない土地です。
条件が良い土地と言っても様様ですが、具体的には駅に近い土地や、日当たりが良い角地などで、それらの土地は誰もが欲しがるため、放って置いても買い手が付きます。
放って置いても売れるような土地は、値段交渉は可能ですが、値引きをすることは難しく、また、値引き交渉をすることにより、売り主の機嫌を損ねる虞があるため、注意が必要です。
ネットで見掛けた、値引きの成功事例
土地を購入する際は、どんな土地でも値段交渉が可能ですが、値引きできるか否かは、状況により様様です。
以下に、ネットの書き込みなどで見掛けた、土地の値引き成功事例や、失敗事例をご紹介します。
・30代男性
市街地で売りに出されていた、50坪で3200万円の土地を値段交渉してみました。
その結果、3000万円で購入することが可能になり、とても助かりました。
・40代男性
市街地で売りに出されていた、27坪で1000万円の旗竿敷地(旗のような形状の土地)を値段交渉してみました。
旗竿敷地だけに、家が建ちにくい虞があるため、800万円で購入できました。
・30代男性
市街地で売りに出されている、30坪で2000万円の土地を値段交渉しました。
他にも購入を希望する人が居たせいか、値引きができず、さらに、他の人が先に購入してしまいました。
・40代男性
郊外で売りに出されている、60坪1500万円の土地を値段交渉してみました。
売り主が売り急いでいないせいか、残念ながら、値引きはできませんでした。
値段交渉のコツは、購入希望価格を伝えること
土地を購入する際に、値段交渉ができるか否かや、値引きが成功した事例などをご紹介しました。
まとめると、「土地を購入する際は、値段交渉は可能だが、値引きができるか否かは、売り主の事情により異なる」となります。
なお、値段交渉は、不動産業者が仲介する、個人が売りに出す土地を購入する場合は、不動産業者を通しつつ売り主と交渉し、不動産業者が販売する土地を購入する場合は、不動産業者と直接交渉するのが一般的です。
また、値段交渉は、「もう少し安ければ買う」など、抽象的に行うのではなく、「〇〇万円なら買う」など、具体的な購入希望価格を伝えつつ、交渉するのがお勧めです。
そうすれば、スムーズに値段交渉が進みます。