登記とは、物や場所の所有権が誰にあるか、大きさや場所などを届け出て登記簿に記載してもらうことです。
登記自体は任意であり、登記しないことも可能ですが、登記をしないと二重契約が発生したり、その際に所有権が主張しにくくなってしまったりしますのでおすすめはしません。
「登記なんて自分で何度もするものじゃないし、めんどくさいからプロに依頼します」と考える方も多いですが、土地を購入する場合だけでなく、不動産の相続や贈与、会社の設立の際にも必要となります。
なので、人によっては複数回登記を経験することもあり、その都度司法書士や土地家屋調査士といったプロに依頼していては費用も多くかかってしまいます。
今回の記事では購入した土地の登記を自分でする場合のメリット・デメリットを説明しますので、ぜひ登記を自分でするかの判断基準にしてみてください。
自分で登記をするメリット
購入した土地の登記を自分でするメリットは「費用をかなり安く抑えることができる」という点です。
かかる費用は必要書類をそろえたり、書類の提出したりにかかる費用と登録免許税くらいなので、プロに依頼する場合(相場は5～10万円くらいですがばらつきがあります)と比べてかなり安く済ませることができます。
また、悪質な業者は登録免許税を上乗せして請求するといったケースもありますが、自分で登記をした経験があれば、そのような悪質な業者に引っかかることもなくなるでしょう。
ある程度、法律面や税制面の知識があって、時間に余裕があれば問題なく自分で登記することができますので、チャレンジする価値はあります。
自分で登記をするデメリット
購入した土地の登記を自分でやるデメリットはやはり時間がかかるという点です。
特に初めて登記をする場合、必要書類が何であるか、どこにいけばよいのか、などをすべて自分で調べる必要があります。
また、時間だけでなく労力がかかるという点も見逃すことができません。
あなたがもし、会社勤めするサラリーマンであったとしたら、仕事帰りや貴重な休日に登記の作業をしなければなりません。
万が一書類に不備があった場合は、修正を何度も求められてしまうこともありえます。
このように、時間や労力がかかってしまうのが自分で登記をするデメリットであると言えます。
いかがでしたか?
自分で登記をするのは手間がかかりますが、メリットもありますのでチャレンジしてみる価値はあるはずです。