土地を購入したくて探している時、広告などで水道加入金という言葉を目にしたことはあるでしょうか。
水道加入金は、まだ水道がつながっていない土地に水道を引く際、かかるお金です。
実際に支払う金額はいくらか、どこに納めるのか、わからないことも多いですよね。
ここでは、土地を購入した場合に支払う水道加入金について、詳しくご紹介します。
水道加入金の金額、必要ない場合も
水道加入金の実際の金額は、地域でかなり差がある
水道加入金は、土地を管轄する自治体に納めます。
ほとんどが市区町村ですね。
金額は、市区町村によって大きく異なります。
東京23区では、水道加入金が必要ないということもあり、地域でかなり金額に違いがあります。
同じ自治体の中でも、給水区域の違いにより、金額が変わる場合もあります。
水道加入金は、その土地に取り付ける水道メーターの口径によって金額が決まっています。
小さめの住宅で13ミリ、標準からやや大きめの住宅で20ミリ、かなり水を使う住宅になると25ミリ程度になります。
13ミリで約10万円、20ミリで約20万円、25ミリで40万円程度です。
自治体や地域でかなり差があるので、気になった方は市町村の水道課に相談してみることをおすすめします。
水道加入金が必要ない場合
水道加入金は、まだ水道の設備がない土地に水道を設置する場合、必要なお金です。
中古住宅や、以前から水道の設備があった土地を購入する場合は、必要ないことがほとんどです。
すでに水道の設備がある場合、新しく加入する必要はなく、名義変更などの手続きになります。
こういった場合は、水道加入金が必要ありません。
ただし、水道メーターの口径を大きくする改造工事を行う場合、水道加入金が必要になる自治体もあります。
水道加入金の支払いはいつなのか
水道加入金は、給水工事を行う際に必要になります。
工事業者が市町村の水道課に工事申込書を提出し、許可をもらいます。
このようなタイミングで支払いが必要なので、土地を購入するときに支払うことがほとんどです。
分譲地の場合は、宅地業者が水道加入金を先に支払い、工事を行います。
こうして、宅地業者が建て替えた分を、あとで買主が宅地業者に支払うという流れになります。
また、分譲地以外の土地を購入した場合は、住宅の工事業者が水道課に納めます。
工事業者やハウスメーカーによって支払いのタイミングが違います。
万が一、二重に支払ったりしなくていいように、確認しておくことが必要です。
水道加入金は、確認をしっかりと
水道加入金は、土地を購入すると必ず必要になってくるお金です。
数万円から数十万円と金額も高額になるので、一度よく確認してから支払いましょう。
市町村の水道課や、工事業者に確認してみることもおすすめです。