土地の購入は不動産を持つ上でとても大切な第一歩です。
向きや外観、周囲の環境など、外から見えやすい部分のチェックは入念にされる方が多いですが、水道は外から見えにくい部分であるので、チェックが甘くなりがちです。
外から見えにくいからと水道のチェックを怠ると、思わぬ修繕費が必要になったり、近隣の方とのトラブルになったりすることもあります。
今回の記事では、土地を購入する際の水道に関するチェックリストを解説しますので、ぜひ参考にして落とし穴にはまってしまわないようにしましょう。
水道の引き込みの必要の有無
水道の配管は土地によっては、敷地内に引き込まれていないというケースがあります。
「水道は引き込まれているもの」という思い込みは捨てる必要があります。
もし、水道が引き込まれていなかった場合は、通常は購入者の負担で土地の購入費と別に水道の配管の引き込みをしなければなりません。
その際の費用は、一般的に20~40万円ほどとされており、軽視することができません。
水道管が隣の敷地を通っていないか
「水道管が隣の敷地を通っている」というのは、水道本管からの引き込み菅が道路から直接つながっているのではなく、引き込み菅が他人の家の土地をまたがって自分の土地につながっている状況のことを言います。
水道管が隣の敷地を通っている場合、破損や破裂のリスクがあったり、建物の建築に支障をきたす恐れがあったりするので価格は低くなりがちです。
もし、土地を購入する際に、水道管が隣の敷地を通っていたら価格交渉の材料にすることができるかもしれません。
また、できるだけトラブルを避けて、安心して土地を購入したいと考えるのであれば、売り主に水道管の引き直しの相談をしてみると良いでしょう。
給水管の破損はないか
給水管が本管から直接引き込まれている場合でも、破損がないかのチェックは必要です。
破損がある場合は修理、交換が必要となるので売り主と相談しましょう。
下水道施設は整っているか
近くの道路にマンホールがあれば下水道施設は整っていると考えられます。
しかし、下水道施設が整っていない場合、自治体からの補助や融資の有無を確認し、自分で浄化槽の設備を準備する必要があります。
その費用は、規模によりまちまちですが5人槽で約90万円、7人槽であれば約100万円が相場とされています。
いかがでしたか。
今回の記事では、土地を購入する際の水道に関するチェックポイントを解説しました。
ぜひ参考にしてみてください。