隣の土地を購入すると固定資産税はどうなる?高くなる事例を紹介

隣の土地を購入すると、所有する土地が増えるだけに、支払うべき固定資産税は高くなります。

それは、周知の通りですが、思っていたより高額なったり、さほど高くならないなど、実情は様々です。

家が建っていない、隣の土地を購入した後に、思っていたより固定資産税が高くなる事例や、さほど高くならない事例をご紹介します。

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思っていたより固定資産税が高くなる事例

隣地を購入すると、所有地が増えるため、固定資産税は高くなりますが、予想より高額になることがあります。

以下に、具体的な事例をご紹介します。

隣の土地との境界に塀がある

購入を希望する隣の土地との境界に塀がある場合は、予想より固定資産税が高額になることがあります。

理由は、塀で隔てられた土地は、利用していない「贅沢な土地」と判断され、贅沢な土地は、固定資産税が高くなるためです。

これを防ぐためには、隣の土地を購入した直後に塀を撤去し、現在所有する土地と一体化させつつ、隣地を駐車場などとして利用し、贅沢な土地ではないことを主張するのが有効となります。

なお、駐車場は、他人に貸す月極の駐車場ではなく、自分が使う駐車場として利用してください。

隣の土地が大通りに接している

大通りに接していない土地に住みつつ、利便性が高い大通りに接している隣地を購入すると、固定資産税が大幅に高くなることがあります。

これは、以下の理由によるものです。

まず、固定資産税は、広くて利便性が高い土地ほど高額になるという特徴があります。

つぎに、大通りに接していない土地に住みつつ、大通りに接する隣地を購入すると、現在住む土地と隣地が、1画地(1つの土地)になったと判断され、どちらの土地も、大通りに接していると見なされます。

つまり、大通りに接していない土地に住みつつ、大通りに接する隣地を購入すると、あなたは、広くて利便性が高い土地を所有していると判断され、その結果、固定資産税が大幅に高くなるわけです。

さほど固定資産税が高くならない事例

隣の土地を購入すると、所有する土地が増えるだけに、支払うべき固定資産税は高くなりますが、さほど高くならないこともあります。

以下に、さほど固定資産税が高くならない事例をご紹介します。

隣の土地に廃屋がある

固定資産税は、更地より、家が建っている土地の方が安く、建っている家が古ければ、さらに安くなるという特徴があります。

そのため、廃屋が建つ隣の土地を購入した場合は、さほど固定資産税は高くなりません。

ただし、廃屋を撤去して更地にすると、固定資産税が大幅に高くなることがあるため、注意してください。

隣の土地が山林など、価値が低い

一般的に、山林は更地より価値が低いと見なされます。

また、道路に接していない土地なども、価値が低いと判断されます。

そのため、隣にある、価値が低いと見なされる山林や、道路に接していない土地などを購入した場合は、さほど固定資産税は高くなりません。

ただし、山林などを整地し、更地にした場合は、固定資産税が大幅に高くなることがあるため、気を付けてください。

詳しくは、役所の資産税課にお問い合わせください

隣の土地を購入した後に、固定資産税が高額になる事例や、さほど高くならない事例をご紹介しました。

まとめると、購入を希望する隣の土地との境界に塀があったり、隣の土地を購入することにより、現在所有する土地の価値が高くなると判断された場合は、固定資産税が大幅に高くなることがあります。

隣の土地の購入を希望し、固定資産税の増額が気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてください。

なお、固定資産税が高くなる額は、購入を希望する隣地の現状や、各役所の判断により異なります。

よって、固定資産税が高くなる具体的な額は、市役所や県庁などの資産税課や、税理士にお問い合わせください。

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