土地を購入。名義人の名義変更はどうする? 土地購入時の手続き

土地を購入し、売り主から買い主に引き渡された後は、登記簿に記載されている名義人を、売り主に変更する名義変更を行う必要があります。

不動産業者を仲介しつつ土地を購入した際に行う、名義人の名義変更についてご紹介します。

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名義変更は、司法書士が代行するのが一般的

不動産業者を仲介しつつ土地を購入した場合の名義変更の手続きは、不動産業者が斡旋する、司法書士が代行するのが一般的です。

司法書士が名義変更の手続きを行う際は、買い主の住民票や、売買が行われたことを証明できる書類(売買契約書など)が必要で、手続きの開始から名義変更が完了するまでに要する期間は、通常1~2週間程度となっています。

なお、司法書士が土地の名義変更の手続きを開始するタイミングは、以下のとおりです。

ローンで土地を購入する場合

ローンで土地を購入する場合は、売買契約の締結後に、残金の支払いが完了した時点で名義変更の手続きが開始されます。

現金で土地を購入する場合

現金で土地を購入する場合は、売買契約の締結時に、土地代金の支払いと共に、名義変更の手続きが開始されます。

名義人の名義変更には、登録免許税などの費用が掛かる

不動産業者を仲介させつつ土地を購入した場合の名義人の名義変更の手続きは、司法書士が代行するのが一般的ですが、その際は、以下の費用が必要です。

登録免許税

登録免許税とは、名義変更を行う際に掛かる税金で、土地を購入した場合は、土地の評価額に対して2%(平成31年3月31日までは、軽減税率が適用され1.5%)が課税されます。

なお、この際に用いられる土地の評価額とは、売買価格ではなく固定資産税の評価額のため、注意してください。

余談ですが、固定資産税の評価額は、売買価格より低いことが一般的です。

司法書士への報酬手数料

司法書士が名義変更の手続きを行う際は、実務が必要となるため、その報酬を支払う必要があります。

報酬は、購入する土地の広さや固定資産税の評価額、司法書士が設定する価格などにより異なりますが、5~10万円程度が一般的です。

なお、司法書士が名義変更を行う際に必要となる登録免許税や報酬は、ローンで土地を購入する場合は残金の支払い時に、現金で土地を購入する場合は売買契約の締結時に、司法書士に前払いで支払うのが一般的となっています。

司法書士は、自分で斡旋することもできる

土地を購入した際に必要となる、名義人の名義変更についてご紹介しました。

まとめると、不動産業者を仲介させつつ土地を購入した場合の名義人の名義変更は、司法書士が代行するのが一般的で、それには、費用を支払う必要があります。

なお、不動産業者を仲介させつつ土地を購入した場合の名義変更の手続きは、不動産業者が斡旋する司法書士が代行するのが一般的とご紹介しましたが、売り主や不動産業者が納得すれば、買い主が斡旋しても構いません。

また、ご紹介した登録免許税や司法書士に支払う報酬費用は、土地を購入した場合に限られ、土地を相続したり、土地の贈与を受けたことにより名義変更を行う場合は、高価になるため、注意してください。

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