崖のある土地の購入はキケン?安全に家を建てる3つの方法とは?

海の見渡せる場所など見晴らしの良い崖地に家をたてるのってプライベートで非現実感を味わえるのでとても魅力的ですよね。

ただ、平坦な土地に建物を建てるのとは注意するべきことも多くなります。

崖に立っているとなると地震や大雨による土砂崩れによって崖が崩れる可能性もあります。

そういったリスクを回避し、理想の土地を購入し安全に住まいを作るための3つの方法をご紹介します。

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擁壁を作るか擁壁のある土地を選ぶ

宅地分譲で行われるのがこのパターンです。

擁壁でしっかり地盤を守る方法です。

擁壁とは、崖の側面が崩れ落ちるのを防ぐために築く壁のことです。

この方法では敷地内に自由に家を建てられて、敷地境界近くまで平地として利用できるのがポイントです。

擁壁は高さや面積にもよりますが、工事費が数百万~数千万円になることもあります。

条件にもよりますが、一から擁壁を作るためにはそれなりの予算を準備する必要があります。

それでは、既に擁壁のある土地を選べばいいと思われるかもしれませんが、どんなに頑丈に作られた擁壁でも永久に維持できるわけではありません。

比較的新しい擁壁でも、ひび割れたりすることがあります。

それを補修した跡があったとしても、中途半端な補修では根本的な解決につながりません。

また、古い擁壁で構造計算書などがない場合、 「安全性の確認がとれていない」という理由から確認申請が通らない場合があります。

基礎を深くする

金額的に厳しく擁壁が作れない場合もありますよね。

この場合家が傾いてしまわないように、崖の下端からの安息角(崖が崩れない角度のこと)よりも家の基礎を深くする必要があります。

これにより安息角より上の土が崩れても家が崩れる可能性はなくなります。

安息角は土の質によって30°~60°に決められています。

もし、不適格な擁壁が敷地内にあって擁壁が崩れてとしても、深基礎によって建物が支えられているので崩れる可能性が格段に少なくなります。

ただし、敷地高低差・断面検討・構造検討をしなければどの程度の基礎が必要になってくるか正確に分かりません。

崖地経験のある工務店や建築家に見積もりをしてもらった上で購入計画を進めることをおススメします。

崖から離れる

敷地が広い場合は崖から離れて建てるのが、一番コストがかかりません。

安息角より離れていれば、平坦地と変わらずに建てられます。

いかがでしたか。

崖地では、「がけ条例」の制限を受けているところがあります。

その場合予定していた間取りの家を建てられない可能施も出てきます。

いずれにしろ、崖に家を建てることは平坦地に比べるといろいろと検討しなければならないことが多いです。

その分、自分にとっての理想の家が完成した時に大変さとは比べ物にならないくらいの愛着が湧いてきます。

建設会社や建築家と相談しながら計画を進めていきましょう。

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